「お金は寝かせて増やしなさい」を読んで

みなさん安心してますか?ケースケです。

最近ちょっと悩んでいます。大して知識のない自分が投資の記事を書いたところで、はたしてどれだけの価値があるのでしょうか?ブログは決してひとり言ではないので、「読者」にとって価値があるものでなくてはいけません。そこでまず、その「読者」って誰だろうってことを考えてみました。

ブログ執筆時には仮想の読者をイメージして書くことが多いのですが、初心者である私はそれを見失って文章が乱れてしまうことがよくあります。その対処法が「妻」のために書くことでした。妻は投資経験ゼロなので、たとえ私が書いたつたない記事でも無価値ではないでしょう。それに絶対に見失うことがない。そう思えた時、打鍵音が少し軽快になりました。

「お金は寝かせて増やしなさい」

さて、今回は本の話題。インデックス投資の伝道師、水瀬ケンイチさんの著書「お金は寝かせて増やしなさい」をご紹介します。

どんな本?

インデックス投資の本ですが、タイトルにはそれが含まれていません。これが意味するところは、「初心者に向けて書かれている」ということと「日本ではインデックス投資が普及していない」ということです。

水瀬さんは15年に渡りインデックス投資を実践されていて、これまでもブログを通してその普及に努めてこられました。この著書はブログの集大成といえるでしょう。

どんなブログにも言えることですが、優れた記事がたくさんあったとしてもその数が膨大になると過去の振り返りが難しくなり読者が迷子になりがちです。その点本は、著者とプロの編集者によって抜粋された情報を簡単に手にすることができます。今後水瀬さんのブログを読む上でも、導入として役立ちます。

構成は全6章からなっています。1~2章は、インデックス投資の基礎から実践。3章は、初心者はまずココからと言われるNISAとiDeCoについて。4章は、投資を継続するコツ。5章は、水瀬さんの15年に渡る貴重なインデックス投資実践記。6章は、インデックス投資の終わらせ方。

私は、全体を通して投資へ臨むマインドを伝えられたいのだろうなと思いました。インデックス投資は誰でも簡単にはじめられるけど、生涯続けるにはそれなりの覚悟と忍耐が欠かせない、という主張が一貫しています。テクニカルなことを強調しすぎると初心者を萎縮させますので、そこは最小限にしているようです。まさに将来のことを真剣に考える投資ビギナーにうってつけの本と言えます。逆に一発当ててやろうという考えの方には向いていません。

インデックス投資とは?

まず初心者は、本書の中で語られるインデックス投資がどんなものなのかを知る必要があります。ここからは「お金は寝かせて増やしなさい」を引用させていただきながら、インデックス投資を私なりに解説して行きます。

そもそも投資信託って何?

投資信託とは、私たち投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。

プロにお金を託して増やしてもらうということですね。「ファンド」もほとんど同じ意味で使われます。ちなみに、毎日手数料が引かれます。商品を選ぶときにはその大小を意識しなければなりません。

インデックス投資って何?

イ ン デ ッ ク ス 投 資 は 、 銘 柄 選 択 も し な け れ ば 、 投 資 タ イ ミ ン グ も は か り ま せ ん 。 基 本 的 に は 、 世 界 中 の 株 や 債 券 に 分 散 し た イ ン デ ッ ク ス フ ァ ン ド を 、 毎 月 定 期 的 に 同 じ 金 額 を 積 み 立 て て 、 あ と は 寝 か せ て お く だ け 。 「 手 間 が か か ら な い 」 と い う 一 点 に お い て 、 お そ ら く イ ン デ ッ ク ス 投 資 の 右 に 出 る も の は な い と 言 っ て も 過 言 で は あ り ま せ ん 。

「なんとなく難しそう」という理由でこれまで投資をさけて通ってきた人にとっては、インデックス投資など聞いたこともない言葉のハズ。でも、「『手間がかからない』という一点において、おそらくインデックス投資の右に出るものはない」と聞けばどうでしょう、心理的なハードルが少し下がったのではないでしょうか?

ただし、もちろんその内容はしっかり理解する必要があります。インデックスファンドを定期的に買うといっても、その「インデックスファンド」とは一体何なのでしょうか?

ニュースや新聞で日経平均、TOPIX(東証株価指数)、NYダウ、ナスダック総合指数などは聞いたことありますね?これらをインデックスといいます。このインデックスの上がったり下がったりする値動きに連動するような運用を目指す金融商品がインデックスファンドです。それの何がすごいかというと…。

インデックス 投資 の 投資 対象 で ある インデックス は、 平均株価 で あっ たり 平均 債券 価格 で あっ たり する ので、 インデックス そのもの が 何 十 ~ 何 千 銘柄 の 株式 や 債券 などに 分散 さ れ た 成果 物 だ と いえ ます。

インデックスファンドを買うということは、対象となる世界中の市場そのものに分散投資することと同じです。今後も世界経済が成長し続ければ、それに連動して自分の資産が増えていくということですね。ここで「分散」というワードが出てきました。

分散の効果

インデックスファンドを毎月定額で積立て、長期間そのまま持ち続けると発揮されるのが、分散の効果です。その効果をしっかりと利用することが、シロウトが投資の世界で生き残る秘けつだと、水瀬さんは説いています。

分散で得られる効果は主にふたつです。まず、資産を分散させた場合。銘柄や資産クラスを分散させることによって、全体平均の価格の上下動が緩やかになります。乱高下が少ないので、心理的に安心です。

ふたつめが時間の分散。市場の好不調に関わらず定額で買い続ける積立投資は時間の分散となります。価格が高い時は少ない口数の買付になり、低い時には多くの口数を買うことになるので高値つかみを避ける効果があります。これはドルコスト平均法と呼ばれ、積立投資の基本的な考え方です。

銘柄を選んだり、売買のタイミングをはかったりする必要がないのは、インデックス投資最大のメリットです。反対に、平均を目指す投資なので短期間で大儲けはできません。

世界経済が成長し続けているという実感

平均を目指すって、それ儲かるの?と思う方もいると思います。インデックス投資は、今後も世界経済が成長を続けることを前提にしています。それを信じることができない人は、やってはいけない投資法です。

でも、何を根拠に信じればいいんでしょうか?正直言って、私の知識ではそれを明確に示すことはできません。ただ、身近なことで例えることはできます。こんな人はインデックス投資を始めてみてもいいんではないでしょうか?

ポテチが減ってもガマンできる人は投資を始めよう

最近のポテトチップスって量が減ったと思いませんか?調べてみると、発売当時の1970年台は90グラムで、それから右肩下がりに減り続け、今現在は60グラムに減量されているようです。単純にポテチ大好きな人にとってはガッカリするだけの情報ですね(笑)

原材料価格の上昇やじゃがいもの不作だとかいろいろな要素が価格に影響を及ぼします。内容量の変遷は、利益を追求する企業努力の結果です。それをイメージできる人は、ポテチが減ってしまってもガマンできるはず。こんなブログ記事を見つけました。

面白い分析ですよね。カルビーは今でも右肩上がりの売上を記録しています。身近なお菓子ひとつ取ってみても、その増減から企業の利益を追求する姿勢が感じ取れるのです。これに理解を示せる人は、今すぐ投資を始めましょう!